医師の働き方をめぐっては、ことし4月から患者の診療にあたる勤務医に対して、労働基準法に基づき、休日や時間外労働の上限規定が適用される「働き方改革」が始まります。
調査は就職情報会社リクルートメディカルキャリアなどが去年10月に、医師のコミュニティサイトに登録した勤務医を対象に行い、1782人からの回答を集計しました。
それによりますと、医師の働き方改革により収入に影響があるか尋ねたところ、「影響あり、減少する見込み」と答えた人が32.2%でした。
複数回答で要因を聞くと、「実質労働時間は変わらず、サービス残業が増えることによる収入減少」と考えている人が58.3%と半数以上にのぼり、医療態勢を維持しながら長時間労働の改善ができるのか、不安や懸念があることがわかりました。
長時間労働が改善されると期待しているか尋ねたところ、「どちらともいえない」と回答した人は39.6%、「期待している」と答えた人が32.4%でした。
調査を行ったリクルートメディカルキャリアは「医療機関によって対応に差があるが、いずれの医療機関でも働き方改革は実施されるべきだ。業界全体で医師の働き方改革を本当の意味で実現できるよう、支援していきたい」としています。
“医師の働き方改革”前に意識調査 3割以上が“収入面で不安”
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