展示会は国立市と市民団体が共同で毎年、開いているもので、「一行のコトバ」として市民などから募集した35の短いメッセージが紹介されています。
このうち、「あの日の雲は入道雲じゃない 忘れないで、あの日のこと」という作品は原爆によるキノコ雲を指して被爆の記憶をとどめるよう訴えています。
また「原爆をつくっていたのはわたしたち 平和をつくっていくのもわたしたち」という作品は戦争も平和も自分たちの手にかかっているという決意がつづられています。
会場には広島の高校生と被爆者が原爆投下直後の惨状を共同で描いた絵なども展示されています。
会場を訪れた80代の女性は「平凡であるということがいかに幸せであり、戦争を起こすのも止めるのも人間だと感じた。このようにことばにしないと伝わらないと感じました」と話していました。
展示会の実行委員の木島香織さんは「ふだんは原爆のことを忘れているかもしれないけれど8月だけでも日本に原爆が落とされたことやいまも世界で戦争が起きていることなどを思い出してほしい」と話していました。
この展示会は国立市公民館で今月(8月)15日まで開かれています。
原爆 “被爆の記憶をとどめる”メッセージ展示 東京 国立
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