ことしの全国高校総合文化祭の開会式は、午後1時半すぎから岐阜市内の国際会議場で開かれ、秋篠宮ご夫妻とともに、ことし9月に18歳の成年を迎える高校3年生の悠仁さまも出席されました。

悠仁さまが秋篠宮さまの地方での公務に同行したのは去年のこの行事に続いて2回目で、全国各地から会場に集まった高校生らとともに、能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげられました。

そして秋篠宮さまが、大雨で被害を受けた東北地方から参加している人へのお見舞いの気持ちや、能登半島地震の被災地から参加している人への敬意を示したあと「国内外から集う参加者が相互に交流し、文化・芸術の輪をさらに広げていかれることを願っております」とおことばを述べられました。

続いて、地元の高校生や海外から招待された生徒らによる岐阜県の伝統的な盆踊り「郡上おどり」などが披露され、悠仁さまも秋篠宮ご夫妻とともに客席で手ぶりをまねて踊られていました。

式典のあと、悠仁さまは、ご夫妻とともに、企画や出演を担当した岐阜県の高校生と懇談されました。

苦労した点などを尋ねられたということで、式典中に説明を担当した女子生徒は「台本をゼロから作ったと説明すると、悠仁さまは『本当にゼロから作ったのですか』と驚かれていました」と話していました。

全国高校総合文化祭は、8月5日まで演劇や合唱など22の部門で開催されます。