警視庁によりますと、2日午後6時ごろ、JR上野駅でフィリピン人の技能実習生の30代の男性に対し、警察官が職務質問を行った際、在留カードに書かれた在留期限が今月1日までになっていたため上野警察署に任意同行し、出入国管理法違反の疑いで逮捕しました。
この実習生は、期限が切れる前に在留期間の更新などを行う申請を出していたため、「特例期間」として最大で2か月間正規に在留できることになっていましたが、当初「手続きを忘れていた」などと話していたということです。
上野警察署は、警視庁本部の国際犯罪対策課を通じて出入国在留管理庁に照会をかけてこの実習生は“申請を出している”という回答を得ていましたが、見落としていて気付かなかったとしています。
国際犯罪対策課から指摘を受けて誤認逮捕が発覚し、およそ1時間後に釈放して謝罪したということです。
警視庁は「正規滞在の男性を逮捕したことについては大変遺憾であり、再発防止に向けて捜査員に対する指導・教養を徹底する」とコメントしています。
フィリピン人技能実習生を誤認逮捕 不法残留の疑いで 警視庁
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