逮捕されたのは、北海道釧路市の無職、佐藤和季容疑者(32)と宮崎県都城市の会社員、坂元恭士郎容疑者(28)です。
警視庁によりますと去年9月、旧ツイッターのXで口座を買い取ると募集をかけ、千葉県の20代の男性からネット銀行の口座のIDやパスワードなどを4万円で譲り受けたとして犯罪収益移転防止法違反の疑いが持たれています。
口座の情報はさらに別の人物に9万円で譲り渡していたとみられ、そのあと数千万円の被害が確認された投資詐欺の事件に使われていたということです。
2人は犯罪に使う口座の売買を仲介するいわゆる「道具屋」のグループのメンバーとみられ、「正社員」と呼ばれていた佐藤容疑者が「準社員」の坂元容疑者に仲介のやり方を指南していたということです。
やりとりはすべてSNS上で行われていて、2人の間にも面識がなかったということです。調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。
警視庁はこれまでにおよそ40人から50口座以上を買い取っていたとみて調べています。
SNSで他人名義口座譲り受け疑い 北海道と宮崎の容疑者2人逮捕
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