これは、7日開かれた世田谷区議会の特別委員会で報告されました。
区などによりますと、去年12月13日、世田谷区にある認可外の保育施設に預けられていた生後4か月の乳児が病院に搬送されたあと死亡が確認されました。
当時、施設には施設長と臨時職員2人の合わせて3人が勤務していて、午後1時20分ごろに授乳したあと、職員が布団に寝かせたということです。
そして、午後3時15分ごろに異変に気づき、病院に搬送しましたが死亡が確認されました。
区は原因は現時点で特定できていないとしたうえで、複数回にわたって行った立ち入り調査の結果を明らかにしました。
それによりますと、施設では、
▽授乳後にゲップをさせるなどの処置が十分に行われておらず、
▽うつぶせで寝かせることがあり、窒息や乳幼児突然死症候群への配慮が不十分で、
▽睡眠中の子どもの顔色や呼吸の状態をきめ細かく観察していなかったということです。
さらに保育士の資格がある施設長が当時、一時的に施設を離れて資格がない職員のみが従事するなど安全への意識が極めて低かったなどとして施設に改善するよう指導しました。
区は今後、専門家で作る検証委員会を設置して事故の起きた背景や再発防止策などを検討することにしています。
東京 世田谷区 認可外保育施設で生後4か月の乳児 死亡
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