去年8月、北九州市八幡西区の商業施設の駐車場で、生後10か月の男の子が午前10時ごろからおよそ2時間半、炎天下の車の中に取り残され、死亡しました。
警察が同じ状況を再現して検証した結果、車内の温度は49.5度に達したということです。
警察によりますと当時、両親らは買い物中で、父親はほかのきょうだいなどと先に入店し、母親は車を施錠後、遅れて店に入ったため、それぞれが男の子について「相手が連れていると思っていた」と話しているということです。
このため警察は、男の子を車から降ろすのを忘れ、放置したまま買い物に出かけた重大な過失によって脱水症や熱中症で死亡させたとして、26歳の母親と27歳の父親を重過失致死の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、これまでの調べに対し2人は容疑を認めているということで「子どもには申し訳なかった」と話しているということです。
警察によりますと、男の子のチャイルドシートは正面が窓を向く形で後部座席に設置され、車内では男の子の様子が確認しづらい状況だったということです。
北九州 車内に乳児残し死亡 両親を重過失致死の疑いで書類送検
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