警視庁によりますと、去年4月、大麻取締法違反の疑いで逮捕され、高島平警察署の留置場に勾留されていた19歳の男性が死亡しました。
男性には持病があり、逮捕翌日から吐き気や発熱の症状がありましたが、薬を所持していなかったため、警察署の担当者が対応できる病院を探しましたが、なかなか見つからず、亡くなった日に診察を受けさせる予定だったということです。
これについて警視庁は、男性が複数回、おう吐していることや、血の混じったおう吐をしていたことなどから、健康状態が悪化していることを認識していたにもかかわらず、救急車を呼ぶなどの適切な措置をとっていなかったとして、当時、留置管理業務に関わっていた署員5人を、2日に業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
また、5人のうち1人を含む署員2人を「戒告」の懲戒処分としたほか、署長を含む合わせて9人に訓戒や注意を行いました。
勾留中の男性死亡 警察署員5人を業務上過失致死容疑で書類送検
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