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“SNSで女性から現金だまし取る” 元巡査に有罪判決 佐賀地裁

数字をクリック: 1551時間: 31/01/2024

大阪府警の元巡査、大谷優璃菜被告(25)は、去年7月から9月にかけて、仲間と共謀し、カナダ人の医師などを名乗って佐賀県などに住む2人の女性にSNSでうそのメッセージを送り、現金合わせて90万円をだまし取ったとして詐欺の罪に問われました。

31日の判決で、佐賀地方裁判所の岡崎忠之裁判官は「被告は過去にみずからも同様の詐欺被害にあいながら、借金の返済に困り、共犯者の誘いを受けるなどして警察官という立場を顧みることなく、報酬目当てで犯行に加担した。被害者から振り込まれた現金を暗号資産に替えて詐欺グループに送金する重要な役割を果たし、多額の利得を得ていて厳しい非難を免れない」と述べました。

そのうえで「懲戒免職処分を受けた」などとして、懲役3年、執行猶予4年を言い渡しました。